ぷらっとホーム株式会社は、IoTゲートウェイに最適なマイクロサーバ「OpenBlocks IoTシリーズ」の新ラインナップとして、「OpenBlocks IoT DX1(オープンブロックス・アイオーティー・ディーエックス・ワン)」を発表した。
IoTゲートウェイは、センサからのデータを受け取り、それをインターネットで利用できる形に変換し、常時クラウドにデータを送り続けるデバイスだ。近年、クラウドやAIの発展により、IoTを基盤としたサービスが各分野で急速に展開されており、これに伴い、ローカルデータの利用も多岐にわたる。
新製品の「OpenBlocks IoT DX1」は、BLEビーコンを活用した所在管理システムをはじめ、IoT技術を基盤としたサービスにおいて、多数の採用実績を有する「OpenBlocks IoT BX0」の後継機として開発された。
これにより、BLEビーコンを活用した人や物の所在を管理するIoTシステムの普及に貢献するほか、省人化対策に寄与するとしている。
「OpenBlocks IoT DX1」の特徴として、高い堅牢性、2倍以上の高速処理、低消費電力、利便性が向上したハードウェアが挙げられている。さらに、100種類以上のIoTセンサやデバイスとノーコード接続が可能な「IoTゲートウェイソフトウェア FW5」を搭載しており、主要クラウドサービスともノーコード接続ができる。
複雑なデータ構造のIoTデバイスなど、IoTゲートウェイソフトウェアFW5未対応の機器でも、ユーザがデータ変換パターンを記したLua言語のスクリプトを追加することで、以後、ノーコードで接続できるようなカスタマイズが可能だ。
さらに、FTPサーバ、クライアント機能を搭載し、CSVファイルなどのIoTデータファイルを、PLCなどのFTPサーバ機能を持つ装置からダウンロードしたり、任意のFTPサーバへ送信したりすることができる。
また、最新のDebian GNU/Linux 11を搭載し、Linuxオープンソースソフトウェアの利用が可能だ。加えて、死活監視・一括設定変更・アップデート・グループ管理等、全ての操作が同社の独自技術を用いてセキュアにリモートで行えるデバイスマネージメントサービス「AirManage2」の1年間利用権が付属する。
これにより、全ての待ち受けポートを閉じ、ネットワーク内外部から同製品の存在が見えない状態で、「AirManage2」からのみ操作を受け付けるステルス設定や、事前に設定情報を用意し、設置場所で同製品をインターネットに接続すると、設定が自動的にダウンロードされるゼロコンフィグといった活用が可能だ。
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