日本政府は、2050年までにカーボンニュートラルを目指し、GX(グリーントランスフォーメーション)推進法を可決するなど様々な取り組みを推進しており、EVおよびEV充電設備の普及についても注力されている。
一方で、脱炭素を推進する事業者からは「どのようにデジタル化すれば良いかわからない」「できるだけトータルコストを安くしたいが幾らかかるかわからない」という声が多数寄せられている。
株式会社ACCESSは、エネルギーマネジメント(エネマネ)サービスに必要なソリューションをワンストップで提供する「POWERGs 脱炭素デジタルパック」に「POWERGs 脱炭素デジタルパック for EVグリッド」を追加し、エネマネ事業者や法人需要家、電気自動車(EV)関連企業向けに提供を開始した。
POWERGs 脱炭素デジタルパックは、ACCESSの電力データ収集プラットフォーム「POWERGs」に加えて、蓄電池最適制御、VPP(仮想発電所)、EV充放電器、スマート分電盤、電力計測装置といった機器から、コンサル/システム統合、バックオフィス運用までエネマネサービスに必要なソリューションをパッケージ化したホワイトレーベル型ソリューションである。
すべての機器間の相互運用性が確保されているため、エネマネ事業者は導入後、スムーズに自社ブランドのサービスとして運用開始することができる。さらに、運用後のサポートサービスも用意されているため、安心して利用できる。
今回提供を開始したPOWERGs 脱炭素デジタルパック for EVグリッドは、従来のPOWERGs 脱炭素デジタルパックにEVの充放電機能をスマートグリッドに統合し、EVの電源としての活用を可能にしたパッケージである。建物の電力網にEV用電池をつなげ、平時の際のEVへの充電だけでなく、有事の際にEVを電源として利用することで施設のレジリエンス機能を強化する。地震等の災害時に施設内のエレベータや防災設備等の電力系統がダウンした際、駐車中のEVより放電し電力を供給することで、早期の停電復旧が可能となる。
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