東京エレクトロン デバイス長崎株式会社(以下、TED長崎)は、小型センサマネジメントユニット「RMS-3200」を、2024年4月2日より販売開始した。
「RMS-3200」は、センシング機能と予兆検知機能を搭載したオールインワン型のアプライアンス製品だ。管理者が設定した閾値の超過率を監視し、設備の故障やトラブルの予兆検知、メンテナンスを行う最適なタイミングを管理者に通知する。
設備のセンサデータやトレンドログをブラックボックス化することなく可視化しているため、管理者が自ら最適な閾値(しきい値)の検出パターンを自由に設定することが可能だ。
警報しきい値超過を事前検知するトレンド監視機能を搭載しており、一定周期での予兆検知しきい値の超過率(%)を監視する。振動センサなどのトレンド監視で機械・設備の「いつもと違う」を発見し、故障予測で適切な予知保全の仕組み構築を仮説検証できる。
また、マシンルームなどの温湿度、電源電圧の監視などの環境監視にも活用可能なほか、ソフトウェア内蔵型のアプライアンスのため、インストールなどの構築作業が不要で、環境センサに接続することで使用できる。
加えて、トレンドログ機能を備えており、センサグラフで最大・最小・平均値をグラフ化し、傾向分析を可視化する。測定値の閾値超過時間監視によるシンプルな予兆検知アルゴリズムで、短期間での予知保全仮説検証が可能だ。
販売価格は420,000円で、導入・構築・検証支援やヘルプデスクサービスはTED長崎が提供する。
なお「RMS-3200」は、2024年4月24日から26日に開催される「JAPAN IT WEEK春 ~IT運用管理&データセンターEXPO~」にて展示される予定だ。
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