LocationMind株式会社は、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが提供する「モバイル空間統計」を活用し、拡大推計値を計算した新しいタイプのGPS統計データ「xPop Advanced Data」を開発した。
「モバイル空間統計」は、株式会社NTTドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使って作成される人口の統計情報で、国内居住者の約8,700万台の携帯電話から人口を推計している。そのサンプル数の大きさから、集計されたデータに歪みが少ない人口統計情報として活用されている。
今回、LocationMindが新規に開発したGPS統計データ「xPop Advanced Data」は、「モバイル空間統計」を使って拡大係数を付与したデータだ。
従来のGPS統計データは、2020年の国勢調査に依拠して拡大係数を計算しており、「モバイル空間統計」と比較すると推計結果が異なることがあった。
一方「xPop Advanced Data」は、「モバイル空間統計」に依拠して拡大係数を計算しており、「モバイル空間統計」との間で推計結果に一定の整合性が担保されている。
「xPop Advanced Data」の利用シーンとしては、「モバイル空間統計」を利用して1時間刻みのデータを活用している利用者が、より時間を細かく刻んで分析したい場合や、「モバイル空間統計」を利用して250m四方のデータを活用している利用者が、より細かい空間を分析したい場合などが挙げられている。
なお、LocationMindは「xPop Advanced Data」の提供開始と同時に、このデータを道路リンク単位に集計し、「モバイル空間統計 人口マップ」上に表示ができる集計済データセットを、ドコモ・インサイトマーケティングに提供を開始しているとのことだ。
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