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要素技術 > KELK、電源不要500mデータ送信可能な熱電発電センサデバイスを発表
コマツの完全子会社である株式会社KELKは、工場などの生産設備のモニタリングで用いるセンサデバイスにおいて、電源・電池が不要かつ通信距離半径約500mを達成した新製品「KSGD-SV10」と、専用ソフトウェア「KELGEN swift」の販売を2024年10月より開始すると発表した。
「KSGD-SV10」は、熱電素子を用いた熱電発電により、備機器に設置したデバイス自体の底面と空気に接する上面の温度差が3℃から動作する。これにより、電池交換や配電などの手間が不要となっている。
また、旧製品「KSGD-SV8」に比べ、発電効率の向上と低消費電力化を実現し、920MHz帯無線通信に対応した。これにより、通信距離が旧製品の50mから10倍の約500mに伸長した。
これにより、障害物が多く通信距離が必要な工場やプラント、社会インフラなどにおいても、電池レス・無給電で設備機器の振動の状態を測定しデータを無線で送信することが可能だ。
一方、同時に発売されるソフトウェア「KELGEN swift」は、「KSGD-SV10」のデータを分析し、設備の状況をグラフやマップで表示したり、長期間のデータから設備の故障予兆を解析したりする。
なおKELKは、これまでにセンサデバイスをコマツの粟津工場や大阪工場の設備モニタリング向けに提供し、その有効性を実証したとのことだ。
また、これらの新製品は、東京ビッグサイトで開催される「第50回 プラントメンテナンスショー」に出展される予定だ。
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