東芝エレベータ株式会社は、京急空港線羽田空港第3ターミナル駅のエスカレータにサイネージを設置し、視認性、施工性、安全性等を検証する実証実験を、2024年9月1日~9月30日までの期間実施する。
東芝エレベータは、デジタルサイネージメーカであるFASTECXと、エスカレータ周辺に設置するエスカレータサイネージを共同開発してきた。
そして今回、京浜急行電鉄株式会社の協力のもと、東芝エレベータ製のエスカレータが設置されている羽田空港第3ターミナル駅で実証実験を実施する。
各種サイネージは、利用者が見やすいよう、テキスト・静止画・アニメーションを組み合わせたコンテンツを、エスカレータの速度に合わせて投影することができる。
注意喚起など、安全利用に関するコンテンツを表示できるほか、フロア案内などの施設情報、広告・宣伝にも活用可能だ。
今回の実証実験では、サイネージの明るさ、設置位置、見た目の印象などの視認性、作業工数や配線ルート等の施工性を確認する。
また、エスカレータサイネージに表示されるコンテンツが、利用者の安全意識にどのような影響を与えるか、Webアンケート調査を実施し、検証する。
さらに、利用者のエスカレータサイネージ設置前と設置中のエスノグラフィ調査(行動観察調査)も併せて実施する予定だ。
なお、実証実験の結果は、今後の商品開発に反映させ、2025年の商品化を目指すとしている。
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