サービスマックス、サービストランスフォーメーションに向けた各種新機能を発表

フィールドサービス支援(*1)に特化したクラウドサービスのサービスマックスの日本法人である、サービスマックス株式会社は、本日同社の最新リースである『ServiceMax Spring 16’』の日本語版サービスを開始したこと発表した。

同社の主要顧客ある製造業及びサービス事業者におけるサービストランスフォーメションを推進するための各種先進機能が追加され、これらの各種新機能により、同社がその世界約500社の先進企業へ導入実績から培ったベストプラクティス・モデルとして、「サービス事業の収益化」「サービス事業による競争優位性確立」「サービストランスフォーメーション」のためのロードマップを容易にかつ迅速にじっこうしていくための手法を提供している。

『ServiceMax Spring 16’』4つの新機能は下記。

ServiceMax Service Performance Metrix™

各KPIを可視化し、サービスプロセスの横断的なモニターが可能に
ServiceMax Service Performance Metrix(以下ServiceMax SPM)は、サービス事業の収益化と、サービス事業による競争優位性確立のために必要となる指標:KPIをテンプレート化し、あらかじめ定義された「ベストプラクティス型KPIメトリクスエンジン」を開発、それらの指標におけるパフォーマンス測定を容易に行うための機能。ServiceMax SPMを利用することにより、製造業・サービス事業者において製品ごと、及び地域ごとに個別最適されたサービスプロセスを横断的にモニターし、改善できるポイントの発見を容易にする。かつそれにより策定された改善施策に対する予実管理をリアルタイムに行うことを可能としている。今回ServiceMax SPMに実装されたKPIは以下の通り。

・要員稼動状況(Utilization)
・初回解決率(FTF)
・平均障害復旧時間(MTTR/MTTI/MTTM/MTTS)
・保守契約締結率(Attach Rate)
・平均応対時間(Average Response Time)
・再訪問率(Repeat Visit)
・製品稼動率(Contract Uptime)

ServiceMax Product IQ™

IoT連携技術と併用させ予知保全の効率化を実現
ServiceMax Product IQ (以下Product IQ)は、製造業及びサービス事業者が客先に設置した顧客の設備・資産情報を、現地に派遣された作業員が視覚的に管理・保全するためのモバイルアプリケーション。作業員は客先に設置した設備・資産の稼動状況や障害履歴、詳細な設置場所などを保守部品単位(サービスBOM)まで閲覧及び情報の編集・追加を行うことができる。

またこのProduct IQは、オフライン環境での利用が可能な「サービスマックス・フィールドサービスモバイル」の機能の一部として提供され、既に発表された同社のIoT連携技術「スマート・コネクテット・サービス」と合わせて利用することにより、センサーから取得した設備・資産ごとのマシンデータをリアルタイムで表示、IoT技術による予知保全の現場における効率化と高度な顧客接点の構築に寄与する。

アドバンス・スケジューリング

保守サービススケジューリングを自動最適化
アドバンス・スケジューリングは、既に同社が提供するスケジュール管理機能の拡張版だ。フィールドサービスの現場でのスケジュール管理のさらなる自動化のための機能が実装された。アドバンス・スケジューリングでは、定期保守・予防保守の長期計画を、事前に定義した条件・優先順位に基づき自動生成する。

また突発的に発生した保守業務や、ルート保守のスケジュール作成においても、最適な訪問順序と経路を自動計算し、さらには現場での遅延によるスケジュール変更も動的に行われ、かつ現地作業員自身でのスケジュール変更、受付窓口及び管理者への通知を行う。またサイト保守作業の場面などで発生する複数の機器に対する単一の作業指示を自動生成することができる。このアドバンス・スケジューリングの機能により、マルチスキル、マルチタスク、さらにはテリトリーを横断した要員配置が可能となり、さらなる現場稼働率の向上を可能とする。

サービスマックス・フィールドサービスモバイル

オフラインでの利用環境を整備し、ユーザーエクスペリエンスを向上
サービスマックス・フィールドサービスモバイルは、オフライン環境で利用可能な同社のモバイルアプリに対し、ユーザエクスペリエンスの向上を提供する。また『ServiceMax Spring 16’』の発表に合わせリリースされた各デバイス向けネイティブアプリでは、マイクロソフトのサーフェースなどのWindowsハイブリッド端末に対応(β版—正式版は本年夏リリース予定)。Androidタブレット端末向けアプリも追加になっている。

これによりモバイルプリンターなどの外部デバイスとの連携がさらに容易になっただけではなく、既存のWindows用機器診断機能と同一デバイス上で稼動することにより、作業員が複数のデバイスを現地に持参する負荷を軽減することができる。

*1:フィールドサービス支援:製造メーカー及び関連する保守/現調サービス会社による、製造・販売する機器/製品の設置・点検・保守作業に加えて、医療サービス、運輸/運送、通信/公共/セキュリティ、飲料/外食、建築/損保などさまざまな分野における「フィールド」での顧客及び従業員に対するサービス改善を支援する仕組み。

【関連リンク】
サービスマックス(ServiceMax)

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