Fixstars Amplify、量子コンピューティングクラウドサービスに富士通の「デジタルアニーラ」を追加

株式会社Fixstars Amplifyは、同社が運営する量子コンピューティングクラウドサービス「Fixstars Amplify」において、ベンダ各社と個別にマシン利用契約を行うことなく利用できる標準マシンに、富士通株式会社が提供する「Fujitsu Computing as a Service Digital Annealer」(以下デジタルアニーラ)を追加し、「Fixstars Amplify 富士通デジタルアニーラオプション」として提供を開始したことを発表した。

「Fixstars Amplify」は、考えられる組み合わせのパターンの中から、目的に対して最適な組み合わせを探す「組合せ最適化問題」を解決するシステムを開発・運⽤できるクラウドサービスだ。

従来型のコンピュータと量⼦コンピュータの両⽅ともを同様に使える互換性と、汎⽤性の⾼いアプリケーションを開発できるSDKが特徴だ。

「Fixstars Amplify」を用いたプログラミングでは、通常のプログラミングで必要となる「論理モデルの変換」「物理モデルの変換」「求解の実行」の3つのステップを自動化することで、より直観的な量子アニーリングプログラミングのワークフローを構築することがが可能だ。

また、各社が提供している組合せ最適化問題に特化した量子アニーリング・イジングマシンや数理最適化ソルバー、ゲート式量子コンピュータを、それぞれの専門知識がなくてもクラウド環境で利用することができる。

一方「デジタルアニーラ」は、富士通株式会社が開発した、量子現象に着想を得たコンピューティング技術で、現在の汎用コンピュータでは解くことが難しい「組合せ最適化問題」を高速で解くことができる。

最新の第4世代デジタルアニーラは、10万ビット規模で課題に対応しており、ビット間全結合と64bit階調を実現している。

今回、「デジタルアニーラ」が「Fixstars Amplify」の標準マシンに追加され、ユーザ登録・契約・サポートに対応する。

「Fixstars Amplify」の利用者は、「デジタルアニーラ」と連携させて使用する際に、サービスの実行環境の準備や管理が不要となる。

なお、「Fixstars Amplify 富士通デジタルアニーラオプション」の利用料金は、月額税抜50万円からとなっている。

また、「Fixstars Amplify」のユーザ登録をすると、「Fixstars Amplify 富士通デジタルアニーラオプション」の無料トークンが自動的に付与されるとのことだ。

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