Nordic Semiconductorは、ドイツで開催される「Embedded World」にて、nRF54Lシリーズの高度なマルチプロトコルBluetooth LE SoC(システム・オン・チップ)、nRF9151低消費電力セルラーIoT モジュール、新発表のnPM2100超高効率パワーマネジメントIC(PMIC)、nRF70シリーズWi-FiコンパニオンICの展示を発表した。
今回発表されるnRF54LシリーズSoCは、Nordicの超低消費電力ワイヤレス接続技術をIoT向けにさらに進化させた製品だ。
現在、nRF54L15、nRF54L10、nRF54L05が開発用途として利用でき、本格的な量産も開始されている。
「Embedded World」のブースでは、nRF54Lシリーズの消費電力と性能向上を実証するデモや、Bluetooth LEデバイスの距離測定や存在検知の精度を向上させる新機能であるBluetoothチャネルサウンディング(Bluetooth Channel Sounding)のデモを紹介するとのことだ。
また、同社の最新セルラーIoTソリューションであるnRF9151モジュールも紹介される。
nRF9151モジュールは、低消費電力セルラーIoTソリューションだ。このモジュールは、統合型のLTE-M/NB-IoTおよびDECT NR+モデムを搭載し、GNSS(全地球測位システム)にも対応している。
さらに、Thingy:91 X IoTプロトタイピングプラットフォームもデモンストレーションに使用され、nRF9151、nRF5340 SoC、nRF7002コンパニオンIC、nPM6001およびnPM1300 PMICを搭載したアセットトラッキング技術の比較デモが行われる予定だ。
加えて、一次電池向けの超高効率パワーマネジメントICである新発表のnPM2100についても紹介される。
また、nRF70シリーズWi-FiコンパニオンICのデモも実施され、ZephyrやLinuxをホストOSとして使用する場面が紹介されるとしている。
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