アナログ・デバイセズ、エッジセキュリティとデータ信頼性を向上させる組込み開発ツールを発表

アナログ・デバイセズは、開発者向け製品の拡張版「CodeFusion Studio System Planner」を発表した。

「CodeFusion Studio System Planner」は、オープン・ソース・アーキテクチャを使用した開発ツールで、複数のコアにまたがるプロジェクト作成と、メモリやペリフェラルのリソース割り当てを可能にする。

また、これらの製品には、特定のコアで使用されているリアルタイム・オペレーティング・システムやファームウェア・プラットフォームを認識し、コアに割り当てられたペリフェラルやメモリ・ブロックのコンテキスト・アウェア型コンフィグ設定を公開するコンフィグツールも含まれている。

さらに、プラグインベースのプロジェクト作成システムが搭載されており、開発者は必要なコードを生成することが可能だ。

このシステムには、共通の設定ツールが用意されているほか、表面下ではテンプレート・エンジンを利用しており、静的ファイルは特定の場所の文字列を置き換えることで変更され、コード生成ロジックはJavaScriptやTypeScript関数で拡張することができる。

なお、「CodeFusion Studio System Planner」の早期アクセス・キットとソフトウェアのダウンロードは、2025年4月25日より開始される。

アナログ・デバイセズのソフトウェア&デジタル・プラットフォーム・グループ担当シニア・バイス・プレジデントのロブ・オシャナ氏は、「組込み開発者に求められる作業はかつてないほど複雑になっている。システム設計をより迅速かつ容易に管理し、リソースを割り当て、POCを迅速に行い、それらをエッジでデータの完全性が保てるように行いたいという声を何度も聞いた。それが、今回のCodeFusion Studio System Plannerとデータ・プロビナンス・ソフトウェア開発ソリューションを開発するきっかけとなった。」と述べている。

また、今回「CodeFusion Studio System Planner」に加え、データのセキュリティと信頼性を向上させる仕組みである「ADI Assure Trusted Edge Security Architecture」のアップグレードを発表した。

このアップグレードでは、データ・プロビナンス・ソフトウェア開発ソリューションが追加され、データの履歴を追跡しやすくなった。

さらに、エッジデバイスでのデータの信頼性をさらに強化したほか、暗号技術を活用してデータの安全性を向上させたとのことだ。

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