株式会社アプトポッドは、オールインワン設計の小型エッジコンピュータ「EDGEPLANT R1」の受注を開始したことを発表した。
「EDGEPLANT R1」は、同社の独自通信プロトコル「iSCP」を採用する「intdash」の利用に最適化されたアプトポッド製オペレーションシステム「Terminal System OS 2」を搭載している。
「Terminal System OS 2」によって、遠隔地におけるデータモニタリングや制御、エッジ間の双方向通信など、柔軟かつ多様なデータストリーム構成を実現する。
なお、「EDGEPLANT R1」から送信されるモビリティデータは、通信環境が安定していれば、高いデータレートでクラウドへ逐次的にアップロードされる。
これは、「intdash」がデータ収集とアップロードが同時進行する仕組みとなっているためで、結果としてアップロード完了までの時間を短縮する。
また、通信状況が不安定な場合でも、エッジ側に一時保存され、回線が復旧次第、自動的かつ欠損なくクラウドへ再アップロードされる仕様だ。
さらに、複数のエッジデバイスから収集されたデータは、NTPサーバを基準としたタイムスタンプにより一元管理され、数ミリ秒以下の同期精度を実現する。
加えて、「intdash」サーバが提供する多様なAPIを通じて、柔軟なアプリケーション構築が可能なほか、「intdash」のOTA(Over-the-Air)機能を活用すれば、遠隔地に設置された「EDGEPLANT R1」の計測設定変更やソフトウェアのリモートアップデートを行うこともできるとのことだ。

利用シーンとしては、コンパクトな筐体を活かし、二輪車両の走行テストや、小型ロボット・モビリティの遠隔監視や制御、省スペースが求められる四輪車両計測、ユーザ車両のデータ収集などが挙げられている。

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