ST、ソフトウェアとアクチュエータ・ハードウェアを搭載したFA向けデバイス・ノード開発キットを発表

STマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、ファクトリーオートメーション分野で広く採用されているIO-Link通信プロトコルに対応した、アクチュエータおよびセンサ・ノードのプロトタイピングと開発を可能にする開発キット「P-NUCLEO-IOD5A1」を発表した。

このキットは、開発に必要なハードウェアコンポーネントとソフトウェアパッケージをすべて同梱しており、インテリジェント・パワースイッチを搭載したアクチュエータ・ボードも含まれている点が大きな特徴だ。

また、IO-Linkに対応しているため、センサやアクチュエータと制御ユニット間の双方向ポイント・ツー・ポイント通信を実現する。従来の単純なスイッチング信号だけでなく、パラメータ設定データ、診断情報、プロセスデータなどの情報交換を可能にする。

メイン開発ボードの「NUCLEO-G071RB」には、Arm Cortex-M0+コアを搭載したSTM32G071RBマイクロコントローラ(マイコン)を実装しているほか、トランシーバおよび電源スイッチの制御に必要な外部ハードウェアを搭載している。

この「NUCLEO-G071RB」が、付属のIO-Linkデモ・スタック・ライブラリ「X-CUBE-IOD02」を実行し、デバイス側のIO-Link通信処理を担う。

他にも「P-NUCLEO-IOD5A1」には、トランシーバや保護機能を提供するIO-Linkトランシーバ・ボード「X-NUCLEO-IOD02A1」や、産業用4チャネル・ハイサイド電源スイッチ「IPS4140HQ」が搭載されており、ソフトウェア部品一式をまとめたパッケージ「FP-IND-IODOUT1」も提供される。

なお、「P-NUCLEO-IOD5A1」は、STの販売代理店およびオンラインストアを通じて入手可能で、参考価格は約130.00ドルだ。

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