Ambiqは、同社の最新SoC「Apollo510」がEdge Impulseの開発プラットフォーム「Edge Impulse」でサポートされることを発表した。
「Apollo510」は、一般的なAI推論ワークロードにおいて、前世代のApollo4 Plusと比較して最大10倍の性能と、3分の1の低消費電力を実現する。
また、Ambiq独自のSPOT(サブスレッショルド電力最適化テクノロジー)プラットフォーム上に構築され、Heliumテクノロジー内蔵のArm Cortex-M55 CPUを搭載している。
一方「Edge Impulse」は、機械学習モデルの開発からデプロイまでをサポートするプラットフォームだ。
今回、「Edge Impulse」で「Apollo510」がサポートされることで、音声認識、コンピュータビジョン、ヘルスケアモニタリング、産業オートメーションなどのエッジAIアプリケーションの開発と導入を支援する。
具体的には、事前構築されたツールとフレームワークにより、AIモデルの開発・最適化から実装までの時間を短縮する。
また、「Apollo510」の電力効率と性能を引き出し、デバイスの長寿命化と高機能化を両立することができる。
AmbiqのAI担当バイスプレジデントであるカルロス・モラレス氏は、「Apollo510は、エネルギー効率と性能の向上により、これまで不可能だったユースケースを可能にする、エッジAI向けの優れたプラットフォームだ。Edge Impulseとの統合は、企業やスタートアップのAI開発者にとっての主要なハードルを取り除き、エッジAIアプリケーションのより迅速かつ効率的な導入を可能にする」と述べている。
また、Edge Impulse Inc.の共同設立者であるヤン・ジョンブーム氏も、「Edge Impulseと、Ambiqの超高効率SPOTプラットフォーム上に構築されたApollo510を組み合わせることで、開発者はパワフルなエッジAIソリューションを実現できる。両社が協力することで、スケーラブルなAIアプリケーションの迅速な開発が可能になる」と、その協業の意義を強調している。
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