ディープラーニングを活用し産業構造の変革をサポートする株式会社ABEJAは、株式会社産業革新機構(以下、INCJ)およびアーキタイプベンチャーズ株式会社(以下、ATV)が運用するアーキタイプベンチャーファンド投資事業有限責任組合を引受先とする総額5.3億円の第三者割当増資を実施したと発表した。
ABEJAは、AIのブレークスルー技術であり、蓄積されたビックデータから人間の手を介さずしてそのデータを適切に表現する特徴を自動的に見つけ出す「ディープラーニング」を活用したサービスを提供している。これまで、ディープラーニングを活用し様々な情報を収集・解析・可視化するクラウドサービス「ABEJA Platform」を、小売・流通業界を中心に、国内の100店舗以上(2016年7月25日時点)に導入され、店舗運営の改善に資するソリューションを提供してきた。
また、2016年6月には、ダイキン工業株式会社の技術開発拠点であるテクノロジー・イノベーションセンターと、ディープラーニングを活用した協業を開始し、製造業界にも進出している。
今回の資金調達は、先行して提供を進める小売・流通業および新分野において、ディープラーニングの事業化およびその普及を加速すべく、研究開発の強化等を目的に行うものだという。新規株主であるINCJには、成長資金の提供とともに、INCJで戦略投資グループ マネージングディレクターを務める安永謙氏がABEJAの社外取締役として、2016年6月30日付で就任した。ディープラーニングを活用した産業構造の変革を推進すべく、資金・経営の両面からサポートをしてもらうという。
また、既存株主である、ATVには、引き続き、B2B/B2B2Cの領域における豊富な知見を借りて、事業開発等の支援をしてもらうという。
ABEJAは、今回の資金調達を研究開発や事業推進に活かし、ディープラーニングの活用により、多様な業界、シーンにおけるビジネスの効率化・自動化を促進し、産業構造の変革に貢献していく。
【関連リンク】
・アベジャ(ABEJA)
・産業革新機構(INCJ)
・アーキタイプベンチャーズ(ATV)
・ダイキン(DAIKIN)
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