キーサイト・テクノロジーズ・インクは、狭帯域IoT(NB-IoT)チップセットとモジュールの認証作業を促進するツールとして、同社携帯電話IoTテストソリューションが中国電信(China Telecom)に採用されたことを発表した。キーサイトの携帯電話IoTテストソリューションは、E7515A UXM ワイヤレステストセットをベースとした、中国電信のNB-IoT RFコンフォーマンステストと消費電力検証をサポートできる唯一のオールインワン・テスト・プラットフォーム。
NB-IoTは、3GPPによってIoT用に規格化された、狭帯域携帯電話無線テクノロジー。NB-IoTを利用すると、通信プロバイダーは多様なIoT アプリケーションシナリオを提供し、既存の民生用ネットワーク上でIoTサービスを提供できるようになる。中国電信をはじめとする多くの通信プロバイダーが、ここ数か月の間にNB-IoTネットワークの立ち上げ計画を発表している。
通信プロバイダーは、相互運用性の確保、バッテリー寿命の最適化、さまざまなチャネルシナリオでの最高性能の実現など、NB-IoTの商用化に向けた新たな課題がある。
キーサイトと中国電信は、最高品質のNB-IoTをエンドユーザーに提供するため、NB-IoTテストプランを共同で進めている。チップセット、モジュール、デバイスの各メーカーやテストラボが、新しい NB-IoT アプリケーションを展開する際に、キーサイトの携帯電話IoTテストソリューションで実環境の条件をシミュレートすることで、消費電力、RF 性能、相互運用性などの重要な性能を検証することができる。
【関連リンク】
・キーサイト・テクノロジー(Keysight Technologies)
・チャイナ・テレコム(China Telecom/中国電信)
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