りらいあコミュニケーションズ株式会社は、音声認識を活用した次世代型対話システムを従量課金方式で利用できる「りらいあボイスクラウド」の提供を2015年12月より開始する。
利用企業は同サービスにより、音声認識を活用した高度なIVRフローをクラウド上に構築することで、コンタクトセンターに入電する定型的なお問い合わせを自動化することができる。
※IVR(Interactive Voice Response, 自動応答システム)
■利用シーン
1)自動受注や各種手続き業務
IDや住所、名前などを音声により認識させることで、プッシュ式の0~9の入力に比べて、より高度で柔軟なIVRを構築することができる。自動注文受付や、各種手続きに必要な本人認証を自動化することで、定型的な問い合わせを減らし、オペレーターにより重要な対応を任せることができる。
2)自然発話による呼の振り分け
自然言語処理エンジンを活用した次世代型IVRでは、利用者の自然発話を解析し、意図に応じて最適なオペレーターに繋ぐことができる。これにより、利用者はプッシュ型の長いガイダンスメニューを聞くことなく、すぐに目的のメニューに辿り着くことができるため、IVRの利用率が向上する。
3)声紋認証
「わたしの声がパスワード」といった簡単なパスフレーズだけで、利用者を認証することができる。これにより、煩わしい本人認証の手間を減らし、通話時間を大幅に削減するだけでなく、パスワードに代わる高いセキュリティ方式として、なりすましや不正なアクセスを防止する。
■サービスの特長
同サービスでは、世界最大の音声ソリューションプロバイダーである、ニュアンス・コミュニケーションズ・インクが提供する最先端の音声テクノロジーを採用している。
プラットフォームは、ニュアンス社が5万回線を超える規模で監視・運用する、ニュアンスオンデマンド(NOD)のアーキテクチャにより設計されており、高い信頼性とセキュリティのシステム環境を柔軟に活用することができる。
従来、音声認識IVRは、初期投資が大きく、導入判断が難しいとされてきましたが、従量課金で利用することで、利用企業は早期に投資を回収することが可能になる。
【関連リンク】
・りらいあコミュニケーションズ株式会社
・ニュアンス・コミュニケーションズ・インク
・りらいあボイスクラウド
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