ラトックシステム株式会社、Raspberry Piと接続し、デジタル信号の入出力を可能にする拡張ボード「RPi-GP10T」および「RPi-GP10M」を、それぞれ2018年3月下旬より出荷開始する。
RPi-GP10T / RPi-GP10Mは、Raspberry Piの GPIO 40Pin(I2C)に接続する絶縁型のデジタル入出力拡張ボードだ。
同製品をRaspberry Piに接続し使用することで、機器へデジタル信号を出力、また機器からの信号を入力することが可能だ。
同製品をRaspberry Pi CM3キャリアボード「RPi-CM3MB2/-PoE」「RPi-CM3MB3」へ導入することで、制御回路のリレーやスイッチ、測定器の状態監視や7セグメント表示機の制御、シーケンサ(PLC)などの通信用インターフェイスなど業務レベルでの使用にも対応させることができる。
同製品はRaspberry PiのHATボードサイズ(65mm x 56.5mm)にそれぞれ 8chの入出力ポートを搭載。複数ある機器を同時に接続、制御させることが可能だ。
デジタル入出力コネクタには、結線が容易な端子台タイプと、ロック機構を持ち、予期せぬ接触で引っ掛けた場合もコネクタの抜けにくい安心のMILコネクタ(20Pin)タイプの2種類をラインナップしている。
同製品のアイソレーションには、デジタル入出力側とGPIO40PIN間を電気的に分離絶縁をおこなう「デジタルアイソレーター」を採用。
低消費電力(低発熱)で実装面積を小さくできる利点があり、一般的なフォトカプラ方式よりも高速な動作を実現するという(デジタル入出力側の各チャンネルは非絶縁)。
RPi-GP10シリーズには、各電気機器と入出力端子を接続した際に必要な接地や、予備電源などを供給できる様、コモン電源端子を搭載している(5~24Vの幅広い入力に対応している)。
RPi-GP10シリーズの主な特徴は以下の通りだ。
- FA/LA機器に最適なデジタル入出力ボード
- HATボードサイズに各8chの入出力ポートを搭載
- 端子台モデルとMILコネクタモデルの2種類を用意
- 高速な動作に対応したデジタルアイソレーターを採用
- 入出力端子への電源供給や接地のためのコモン電源端子搭載
- RaspberryPi環境で使用するために必要なサンプルソースやガイドを公開
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・製品詳細(ラトックシステム)
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