株式会社アトムシステムは、2018年4月13日、スマートフォンをIoTゲートウェイとして活用するIoT製品「スマホIoTゲートウェイ」(特許出願中)の提供を開始した。
スマホIoTゲートウェイはエッジコンピューティングを想定した製品。CPU8コア、メモリ3GのAndroid機を採用し、豊富な端末リソースにより、センサー情報をクラウドサービスに送信する前に処理し、クラウドリソースの使用量を最適化することを目指している。
「スマホIoTゲートウェイ」の主な特長は以下の通りだ。
- センサーデータを各種クラウドまで中継するIoTゲートウェイ機能(※1)
- スマートフォンの画面にてセンサーの動作状況が即座に把握可能
- スマートフォン標準の無線形式(Wi-Fi BLE)に対応
- ドングル使用によりEnOcean(※2)等の無線形式に対応(対応形式は順次増加予定)
- スマートフォンの豊富なリソースを用いたエッジコンピューティング
- マルチクラウド対応(AWS ※3、Azure ※4)
- サーバー側からゲートウェイやセンサーのセキュアな管理機能
アトムシステムでは、今回の「スマホIoTゲートウェイ」の提供を皮切りに複数IoTサービスの開発・販売を予定。さらに、海外現地法人(Atom AP Limited.:バングラデシュ、Atom AP Sdn.Bhd.:マレーシア)を通じてIoTサービスの東南アジアへの展開も予定しているという。
※1 オンプレミスについては今後対応予定。
※2 EnOceanは、EnOcean社の提供する、エナジーハーベストに強い無線規格。
※3 AWSは、Amazon Web Services, Inc.が提供するクラウドコンピューティングサービスの総称。
※4 Azureは、Microsoft社が提供するクラウドコンピューティングサービスの総称。
【関連リンク】
・「スマホIoTゲートウェイ」
・アトムシステム(Atomsystem)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。