株式会社NTTデータ経営研究所が主催する「空港保安の将来像研究会」では、コロナ禍で大きな影響を受け続ける我が国空港のニューノーマル時代への円滑な移行を支援するため「ニューノーマル時代の我が国空港のデジタル変革と構造改革の提言」を取りまとめた。
この提言は、同研究会の5年にわたる研究成果を集大成したものである。我が国社会への貢献として、空港保安/運営関係者にその構想、デザイン、ソリューションの概念などが役立つように、この成果をオープンソースとして公開する。
今回、オープンソースとして公開する同研究会の研究成果は「ニューノーマル時代の国内空港の将来構想・戦略の提言」と研究会が独自に集約した「最先端ソリューション事例」から構成されている。将来構想・戦略の提言については、さらに3つの要素から構成されている。
- ニューノーマル時代の国内空港のデジタル変革(DX)に向けた戦略
- 旅客フローと空港デザインを念頭においた戦略的なDXソリューション(1.で紹介したもの)の配置例(空間デザイン)
- 空港保安/運営業務の構造改革の構想
施設設備のシェアリング、監視映像・計測データの高度利活用、多機能ロボットの適用、高精細デジタルサイネージの積極的な利活用、空港・都市間アーバンエアモビリティなど
保安検査・手荷物検査業務の変革、施設管理一元化、重複業務の統合による構造改革、地域産業との連携など
国内空港(特に、民営化された/される予定の空港)を運用し、保安業務に取り組む空港管理者やローカル5G、エッジコンピューティングなどのソリューションを提供するベンダー等は、この目標に向けて公開した成果を活用することが可能だという。
今後NTTデータ経営研究所は、6月7日より専用サイトにて、セミナーの録画映像とともに、同研究会の研究成果をオープンソースとして公開する予定とのことだ。
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