企業や組織には、事業活動を通じて得られるさまざまな情報が、文書、映像、画像、音声など多様な形式で蓄積されている。しかし、これらの情報には十分に活用されていないものも多くある。
株式会社リコーは、顧客企業から預かった固有の情報資産(文書や映像、画像、音声などの各種データ)を自然言語処理AIで分析し、さまざまな事象の動向や傾向の把握、将来の予測などを効率的に行うことを支援する新サービス「仕事のAI」の提供を開始する。第一段として、食品業界の大手・中堅企業向けに「RICOH 品質分析サービス Standard for 食品業」を2021年7月中旬に発売する。
RICOH 品質分析サービス Standard for 食品業は、コールセンターやヘルプデスクで収集した膨大な問い合わせ情報(以下、VOC)をAIが自動で分析して項目ごとに分類し、重要度順に表示する。利用者は分類ごとに確認作業を行うだけで、効率的に重要度の高い案件をチェックできる。

顧客のデータを用いた実証実験では、毎月数万件のデータをAIが文脈を認識し、意味を理解することでVOCを分類し重要度を判断するなど、熟練した人材が行う品質と同等以上の高精度を発揮できたことを確認した。
なお、RICOH 品質分析サービス Standard for 食品業の初期費用は100,000円/1契約、月額基本料金は200,000円/1契約、VOCの分類が月3,000件を超えた場合は、月額従量課金として5円/1件が発生する。
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