凸版印刷株式会社は、多言語コミュニケーションを支援する音声翻訳サービス「VoiceBiz」を活用し、透明ディスプレイに話した言葉の翻訳結果を表示する「VoiceBiz UCDisplay」を開発したことを発表した。
「VoiceBiz UCDisplay」には、「VoiceBiz」が持つ国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT:エヌアイシーティー)が開発した国産翻訳エンジンを活用している。
日本語をベースとした翻訳により、日本語・外国語間の高い翻訳精度と、自治体など様々な業界で使用する窓口業務の専門用語を標準搭載している。
さらに、導入先が独自に商品名、地名、人名などの固有名詞の登録もできるため、様々な業界の受付窓口への活用が可能だ。
音声翻訳は、日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字)、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ミャンマー語、フィリピン語、クメール語、ネパール語、モンゴル語の15言語に対応している。
また、ボタンタッチ不要で音声を認識する連続対話の機能により、自然な会話の中で話した言葉の翻訳結果が、受付対応者と相談者の間に設置された透明ディスプレイ上に字幕として表示される。
なお、「VoiceBiz UCDisplay」は、2023年1月末より順次、インバウンド対応の外国人接客窓口を持つ西武ツーリストインフォメーションセンター池袋や東京観光案内窓口の拠点で実証実験が行われる。
実証実験では、インバウンド対応の外国人接客窓口において、「VoiceBiz UCDisplay」の有効性・ユーザビリティの検証を目的として、2023年1月末より順次実施される。
また、2023年6月より、自治体、観光業界、学校などの窓口業務に向けて販売を予定している。
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