日本の製造業は99%以上が中小規模であり、取り巻く環境は原価高騰や労働者確保の問題、海外との競争の中でさらなる効率化を求められている。効率化のためには、デジタル化の推進が不可欠だが、一方で多くの企業がIT人材の不足から導入が停滞するケースや、状況の可視化はできているが、実際の経営に活かせられていないなどの課題がある。
住友電設株式会社とウイングアーク1st株式会社、株式会社テクノ経営ウェブソリューションズの3社は共同で、中小製造業向けの企業成長支援ソリューション「グロサポ(Growth Support Service)」の提供を開始した。
同サービスは、企業や経営者を伴走型で支援し、現場の問題点を掘り起こし、収益性の高い企業を導く工場経営のオンライン家庭教師をイメージしたサービスである。具体的には、IoTで生産活動をデジタル化し、工場の状況を可視化することで改善につながるデータ活用を支援する。経営者が工場の実態を把握できるだけでなく、現場でのボトルネックを顕在化させ、収益余力を想定する。また、継続的に改善活動を維持していく生産改善コンサルティングを実施する。
なお、同サービスの利用価格は、50測定点を含めて月額25万円(年間契約)、初期構築費用20万円となっている。センサー、工事費等は含まれていない。
また、2023年6月30日までに契約(年間)した場合、サービス開始より3か月間無料で同サービスが利用できる。
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