クラウドサービスの開発や販売を手がける株式会社インターパークは、ノーコード業務アプリ作成ツール「サスケWorks」とIP電話サービス「SUBLINE」の連携を開始した。あわせて、OpenAIが開発したChatGPT含む各種APIを活用し、音声データの文字化と、通話内容の要約を行うアドオンをリリースした。
サスケWorksは、プログラミングスキルや専門知識がなくても、用意してある開発パーツを選んでドラッグ&ドロップすることで、目的に合わせたオリジナルの業務アプリを容易に自由に作成できる。データベース構築を基に、様々な機能を組み合わせることで多種多様の業務アプリの構築が可能となる。クラウドサービスであるため、OSや端末に影響されることなく利用でき、同時アクセスが可能、リアルタイム更新でスピーディーな情報共有が可能だ。
一方のSUBLINEは、手持ちのスマートフォンにSUBLINEアプリをインストールすると、050から始まる電話番号を持つことができ、スマートフォン1台で仕事用と個人の電話番号の使い分けができるようになる。通話料は企業側へ一括請求となり、精算にかかる経理業務を軽減できる。発着信だけでなく留守電や転送(複数転送可)、通話録音機能が標準機能として使用できる。
今回、SUBLINEとサスケWorksの連携により、Worksアプリで管理している顧客情報からSUBLINEを通して直接電話がかけられるようになる。また、Worksアプリに登録されている電話番号の発信、着信履歴を自動的にWorksアプリに取り込むことができ、顧客情報と通話履歴の一元管理が可能だ。SUBLINEで発着信の通話録音が行われている場合は、録音データもWorksアプリに取り込まれ、Worksアプリで録音データが再生できる。
さらに、同時リリースした「音声データの文字化」アドオンを利用することで、通話の録音データから会話を自動でテキスト化、そしてそれを要約までして履歴として残すことが可能になる。これにより「本当は電話で伝えたほうが理解してもらいやすい内容だが議事録が残しにくいため、メールやチャットを利用していた」といった顧客対応の悩みを解決する。
なお、同連携機能の利用には、サスケWorksおよびSUBLINE両サービスの契約が必要となる。
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