リクルートのオーダーシステム「Airレジ オーダー」、テイクアウトの注文と会計をオンラインで完了できる新プランを提供開始

2022年度のテイクアウトを含む中食市場は、外食市場規模が増加したことに伴い伸びは止まったものの、コロナ禍前よりは規模が拡大している。3圏域計における年間の中食市場規模は2019年度比+17.5%(1兆4431億円)と推計されている。中食市場規模の拡大を受け、テイクアウト対応を検討する店舗も少なくない。

しかし、人手不足の中、店内接客に加えてテイクアウトの電話注文での受け付け、注文の管理、会計業務などを行うことは、店舗にとって大きな負担となる。結果、店内接客などのサービスレベルの低下や、電話での注文によるオーダーミス発生の懸念がある。また、来店時での会計では、来店せずに無断でキャンセルされるリスクもあった。

一方、テイクアウトの対応をしない店舗にとっては、注文機会が減少するため、売上損失に直結する。そのため、店内来店客へのサービスレベルを維持しながらも、少ない業務負荷、かつリスクが抑えられた状況で、テイクアウトに対応することが求められていた。

株式会社リクルートは、同社が運営する、飲食店の業務をカンタンにするオーダーシステム「Airレジ オーダー」において、来店客のデバイスを用いてテイクアウトの注文と会計をオンラインで完了できる新プラン「モバイルオーダー 店外版」の提供を開始した。

Airレジ オーダーは、居酒屋やレストラン、カフェなどさまざまな業態の飲食店で導入されており、注文・会計業務の手間が軽減されるオーダーシステムである。

今回提供を開始した同プランは、来店客は営業時間内であればいつでも、店舗のホームページやSNSに掲載された注文サイトからテイクアウトの注文ができ、オンラインで事前に会計してから来店することができる。従来の「モバイルオーダー 店内版」に加えて同プランを提供することで、店内だけではなく店外からの注文・会計まで対応範囲が拡大した。

来店客は、注文時に発番された整理番号にひもづいた商品を来店時に受け取り、店舗側は、注文内容がキッチンモニターに直接表示され、受取時間に合わせて調理を開始することができる。注文が入った際には音で知らされるため、見落としを防ぐ。また、テイクアウトの注文・会計のためにスタッフを配置する必要がなく、店舗での接客や電話での注文対応が不要なため、工数削減にもつながる。来店客が受取時間を指定することも可能なため、待ち時間の短縮や混雑が緩和でき、顧客満足度の向上も期待できる。

なお、同プランはAirレジ オーダーの他プラン使用可否にかかわらず、単独での利用が可能だが、「Airペイ オンライン」の契約が必要となる。利用時の月額費用は無料で、従量課金が決済当たり6.24%(注文手数料3%、決済手数料3.24%)となっている。

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