株式会社セラクは、同社が展開する農業ITプラットフォーム「みどりクラウド」における圃場(ほじょう)モニタリングサービス「みどりモニタ」の通信に、ミーク株式会社の「MEEQ SIM」を導入したと発表した。
「みどりクラウド」は、農業をデータ化することで、農業生産の可視化や省力化を実現する農業ITプラットフォームだ。
「みどりクラウド」における圃場モニタリングサービスサービス「みどりモニタ」では、温度や湿度、CO₂濃度や日射量、土壌EC値などを計測するセンサやカメラを圃場に設置することで、遠隔監視・制御を可能としている。
センサで得たデータをクラウド環境へ送信する通信手段にはSIMを活用しているが、従来使用していたSIMは、納期が長く、提供に備えて大量の在庫を抱えておく必要があったのだという。また、SIM購入時点から利用料金が発生するため、コストがかかりやすい点も課題となっていた。
そこで今回、3キャリアに対応する「MEEQ SIM」を導入した。これにより、発注から最短3日でSIMが納品されるため在庫を抱える必要がなくなり、利用料金もアクティベーションするまで基本的には30日間不要だ。
また、圃場は通信環境が悪いことも多く、キャリアの変更が必要なケースがあるが、セラクが従来利用していたSIMではキャリア変更に伴う様々な手間が発生していた。
「MEEQ SIM」では、SIMを差し替えることでキャリア変更に対応できるため、運用に掛かる手間を削減するほか、データ収集を中断する必要もなくなった。
セラクでは、「みどりモニタ」以外にもSIMを活用したソリューションを展開しており、今後はそれらのソリューションにおいても「MEEQ SIM」への切り替えを進めていく予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。