株式会社ラキールは、同社が提供するデジタルビジネスプラットフォーム「LaKeel DX」において、バッチ処理管理の新機能「LaKeel Taskflow」をリリースした。
バッチ処理とは、ワークロード自動化やジョブスケジューリングとも呼ばれる、大量のデータをまとめて自動でタスク処理するコンピュータの仕組みだ。
今回リリースされた「LaKeel Taskflow」とは、このバッチ処理の開発・運用・実行を行うための管理ツールだ。
「LaKeel Taskflow」にはスケジュール機能が備わっており、メンテンナンス頻度の軽減や視認性の向上を実現し、成功またはエラー発生時の通知なども可能だ。
スケジュール機能では、日次・週次・月次のスケジュールの事前設定、自動実行だけでなく、業務上必要となるこれまで正しい表現が困難だった日時表現が可能になる。
例えば、「金曜の27時」といった1日48時間制の概念で表現することや「月始めから第⚪︎営業日」「月終わりから第⚪︎営業日」という月の営業日の概念で表現することができる。
また、一連のバッチ処理を複数に分割し、各処理に対してリビジョンと呼ばれる改訂管理や、処理への引数・内部変数の設定を行うことができる。設定した内容は一元管理され、再利用が可能だ。
加えて、バッチ処理を分割し、複数のサーバで並列処理を行うことで高速化を実現する。
バッチ実行環境は、オートスケール機能により、バッチ実行時に必要な分だけサーバリソースを自動で確保することで、ランニングコストを削減する。
なお、ジョブを管理する機能は「LaKeel DX」に内包する運用基盤の「LaKeel Manager」上で動作するため、別途ジョブを管理するサーバを用意する必要がなく、さらなるコスト削減が期待できるとのことだ。
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