点検記録は、ISO 9001や医薬品製造に関するGMP基準の認証取得、各種監査対応、さらに社内ガバナンス強化の観点から確実に残すことが求められ、監査担当者や管理者が履歴を適切に説明できる状態にすることが重要だ。
一方で、紙やエクセルを用いた記録や管理は、現場担当者の負担が大きく、課題となっていた。
こうした中、八千代ソリューションズ株式会社は、同社が提供するクラウド設備保全システム「MENTENA(メンテナ)」において、2024年12月2日より、紙やエクセルでは困難なすべての作業履歴を管理する機能強化のほか、作業の履歴管理の品質向上や、ユーザーの操作時間を短縮する機能を追加した。
「MENTENA」は、設備管理や施設管理の現場において、脱エクセルやペーパーレスを実現する設備保全システムだ。
今回の機能改善により、エクセルでインポートした変更履歴も「MENTENA」に蓄積できるようになった。
また、モバイル端末やタブレット端末から「MENTENA」のリンクを開く際、従来はデスクトップ版の画面が開く仕様となっていたが、今回の機能改善で、自動的に「MENTENA」のアプリが起動するようになった。
さらに、これまでは1枚のみ設定可能だった「設備詳細」の設備画像を、複数枚無制限に設定できるようになった。
従来版では、設備の概要となる写真のみを設備写真として設定し、特定の場所の拡大写真や配電盤の中などといった詳細画像は「添付ファイル」タブや「共有ファイル」タブを使用する必要があったが、今回の機能改善により、設備情報画面から設備詳細を開くことで全ての設備写真を一括で確認できるようになった。
加えて、画像ごとにキャプションを追加できるため、画像の説明を記入したり、手順を簡潔に記載したりすることも可能だ。
今後も「MENTENA」は、ユーザからのフィードバックを反映しながら、定期的に機能のアップデートを実施するとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。