株式会社日立システムズは、小売業や製造業などにおいて、企業間で販売実績や在庫、物流などのデータ(以下、各種データ)を共有する「SCM企業間連携サービス」の提供を開始する。
「SCM企業間連携サービス」は、サプライチェーン上の各社がそれぞれ保有している各種データを共有するし、見える化するサービスだ。
オラクルが提供するクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」とプライベート接続され、企業間で保有している各種データを共有し、複数のシステムにまたがる情報を一元管理する。
共有されたデータは、アクセス制御の範囲内でサプライチェーン上の各企業がリアルタイムで参照可能だ。
また、基盤上にはデータ参照と需要予測、および、生産計画などのオプション機能が用意されており、それらを活用することができる。
加えて、日立システムズのコンサルテーションやSIサービスもセットで提供するとのことだ。
なお、日立システムズが実施した某スーパーマーケットでのPoCでは、生産計画最適化し、確保された生産余力を販売機会ロス分に補填した。これにより、サプライチェーン全体では年間売り上げが約7,000万円増加し、PB(プライベートブランド)日配品製造会社は約6,000万円増加したのだという。
今後は、物流効率化や配送計画適正化などのオプション機能を充実させ、同社のマネージドサービス群である「Hitachi Systems Managed Services」および、日立システムズグループ会社のリソースと連携し、運用をトータルでサポートするとしている。
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