株式会社ソラコムと株式会社松尾研究所は、企業のIoTプロジェクトにおける生成AI活用を支援する「IoT×GenAI Labプロフェッショナルサービス」の提供を開始すると発表した。
「IoT × GenAI Lab」とは、ソラコムと松尾研究所が2023年7月に設立した、IoTと生成AI(GenAI)などを活用して企業を支援するラボだ。
今回発表された「IoT×GenAI Lab プロフェッショナルサービス」は、IoTデータの取得から、処理・分析までをサポートし、生成AIを活用して業務の効率化と高度化を支援する。
支援内容としては、業務の効率化や自動化をするために、IoTデータの収集・活用に必要なシステム基盤の構築や、データの分析・洞察に活用する生成AIのアルゴリズム設計などが挙げられている。
例えば、先行研究調査および実証実験の実施や、生成AIを活用したデータの傾向分析・異常検知・最適化、AIエージェントの開発などを行うとのことだ。
ユースケースとしては、製造業における設備の異常検知とメンテナンスの自動化や、建設・インフラにおける設備点検と故障レポートの自動作成、エネルギー・設備管理における電力消費の最適化とコスト削減などが挙げられている。
なお、先行事例として、三菱電機株式会社と共同で、IoTと生成AIを応用した空調機器制御の実証実験を実施した。その結果、期間平均47.92%の電力使用量の削減や平均26.36%の快適性改善効果といった、消費電力の削減や快適性の向上効果が確認されたのだという。
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