フルサト・マルカホールディングス株式会社は、グループ内外の多岐にわたるシステム間のデータ連携基盤として、株式会社セゾンテクノロジーのデータ連携プラットフォーム「HULFT Square」を採用したことを発表した。
フルサト・マルカホールディングスは、経営統合によって誕生した背景から、グループ各社が個別に運用してきたSaaSや基幹システム、受発注・在庫データなどの連携と一元管理が課題であり、「HULFT Square」の導入に至ったのだという。
「HULFT Square」は、「データ活用するためのデータ準備」や「業務システムをつなぐデータ連携」を支援するiPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)だ。
オンプレミスやクラウド、SaaSなどの環境に分散し管理されているさまざまなデータを、業務システム間、業種、国・地域をまたいでデータを連携させることができる。
今回「HULFT Square」を導入したことにより、グループ各社のデータを統合するデータ連携基盤を整備し、各システムとの連携に必要なスクリプト開発工数も従来比で最大80%削減した。
活用用途の一つであるEDI(電子データ交換)においては、約70社の取引先との年間約67万件の受発注明細を処理している。
また、EDI領域の自動化に加え、インターネットFAXで受信したPDFファイルやメール添付ファイルのオンラインストレージへの自動保管など、改正電子帳簿保存法への対応も推進しているのだという。
今後、フルサト・マルカホールディングスは、「HULFT Square」の活用範囲を拡大し、受信側のEDI処理だけでなく、仕入れ先への発注書送信や顧客への納期回答といった送信側の自動化も視野に入れているとのことだ。
さらに、生成AI活用の前段階となるデータ生成や回答精度を高めるためのRAGなどで、「HULFT Square」の活用を進めていく計画だ。
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