KDDIスマートドローン株式会社は、ドローンの利活用の幅を広げることを目的として、KDDIが提供するStarlinkを活用したauエリア構築ソリューション「Satellite Mobile Link」の取り扱いを、2022年12月5日より開始した。
これにより、これまでモバイル通信の提供が困難とされていた山間部や島しょ地域においても、モバイル通信に対応したスマートドローンの提供が可能となる。
また、「Satellite Mobile Link」の衛星基地局を介したモバイル通信と、KDDIスマートドローンが開発したドローンの遠隔制御・自律飛行や映像伝送を実現する運航管理システム、各用途に応じたドローンを組み合わせることにより、これまでモバイル通信の提供が困難であったエリアでも、ドローンの長距離飛行や遠隔自律飛行を行うことができる。
さらに、KDDIスマートドローンと株式会社大林組は、建設工事における監視・測量などの業務の生産性向上を目的とした、ドローン活用に関わる協業を開始しており、今後はStarlinkとスマートドローンを掛け合わせた実用化に向けた取り組みの第一弾として、「Satellite Mobile Link」を活用したソリューションの構築にも取り組んでいくとしている。
今後は、山間部や島しょ地域におけるドローンを活用した日用品・医薬品配送、災害時の緊急物資配送、建設現場における監視や測量、インフラ設備などの監視や点検の分野において、実用化を目指す。
なお、2022年12月5日〜7日に東京ビックサイトで開催される「建設DX展」のKDDIブースにて、大林組とKDDIスマートドローンのStarlinkを用いたドローンソリューション構築に向けた取り組みが展示される。
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