ゼンリンデータコムと三井E&S、ドローン自動飛行点検ルート生成アプリの開発を開始

これまで、港湾クレーンなどの構造物目視点検作業は、作業員が目視検査で実施しており、クレーン停止期間の長期化やコスト、安全面、検査結果のばらつきなどの課題があった。

そうした中、株式会社ゼンリンデータコムと株式会社三井 E&Sは、インフラなどの設備における点検・巡視に対して、ドローンが飛行から撮影まで一貫して自動で行える「自動飛行ファイル」を生成する、ドローン自動飛行点検ルート生成アプリ「ドローンスナップ」の開発を開始した。

「ドローンスナップ」は、対象物の3Dモデルを読み込み、CG上で点検・巡視の際に確認すべき箇所に対して、事前に撮影したい画像の画角や、ズーム倍率を設定できるアプリだ。

ゼンリンデータコムと三井E&S、ドローン自動飛行点検ルート生成アプリの開発を開始
飛行前に設定した予定画像と撮影結果画像(実証実験時に撮影)

事前設定した情報は、ドローンの自動飛行ファイルとしてアプリからファイル出力が可能。このファイルに対応しているドローンに読み込ませることで、CG上で事前に設定した通りの自動飛行及び自動撮影が可能となる。

飛行及び撮影は全て自動で実行されるので、常に同画角で画像を取得することできる。従って、点検対象物を定点観測する用途でも活用可能だ。

両社は、港湾クレーン点検で構築した技術を集約した「ドローンスナップ」は、同様の課題を持つ様々なインフラ設備などの目視点検や巡視に広く応用することができるとしている。

なお、2023年6月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催される、インフラメンテナンス展のゼンリンデータコムブースで、「ドローンスナップ」について開発中のデモ版が展示紹介される。

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