東京都・三菱総合研究所ら、ドローンレベル3.5飛行で宅配便配送の実証実験を実施

東京都は、都内でのドローン物流サービスの早期社会実装を目指し、2022年度から2024年度にかけて民間企業の取り組みを支援している。宅配便配送については、2023年10月にレベル2飛行の実証を行った。

そして今回、山間地域の生活利便性向上を目指し、昨年12月に新設されたドローンレベル3.5飛行による、宅配便配送の実証を行うと発表した。また、2024年度はレベル4飛行の実証を行う予定だ。

レベル3.5飛行は、機上のカメラにより歩行者などの有無を確認し、補助者や看板の配置などの立入管理措置を撤廃する新たな飛行方式だ。

これにより、ドローンの操縦ライセンスを保有し、保険に加入していれば道路や鉄道などの横断を伴う飛行が容易となる。レベル4飛行は、有人地帯での補助者無し目視外飛行を指す。

今回の実証実験では、東京都が三菱総合研究所に委託し、佐川急便株式会社、イームズロボティクス株式会社、一般財団法人日本気象協会、株式会社サンドラッグによる配送実証実験を実施する。

山間地域の物流機能強化と生活利便性向上を目指すもので、2023年1月~2月と10月に実施したレベル2飛行の実証実験に続く3回目の実証実験だ。使用するドローンの機体はLAB6150を予定している。

2回目の実証実験の成果を踏まえ、社会実装に向けた課題解決と運用の高度化を目指し、ドローンレベル3.5飛行による宅配便配送の飛行実証を行う。

これにより、配送エリア・ルートの拡大や、災害時の物資輸送などを目指す。

実施場所は青梅市二俣尾と成木で、成木エリアでの配送実験では、災害による道路など断絶時を想定した救援物資輸送の検証も行う。青梅市では、二つのルートでレベル3.5飛行による宅配便(模擬の宅配物)の配送を行う。

実施日は2024年2月26日から3月8日まで(平日のみ)で、午前11時から午後4時まで、1日最大6回程度の片道飛行を予定している。

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