Liberaware、福島第一原発の調査に狭小空間点検ドローン「IBIS」を活用

株式会社Liberawareは、同社が開発・製造する狭小空間点検ドローン「IBIS(アイビス)」が、東京電力ホールディングス株式会社(以下、東電HD)が2月28日及び3月14日に実施した「福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器内部調査」において活用され、これまで確認ができていなかったエリアの撮影に成功したと発表した。

これまで、福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器(以下、PCV)内部調査は主に地下階の調査が中心であったが、今回、PCV全体の状況を把握することを目的にPCV内部の気中調査が計画された。

PCV内部は、床面に障害物もあり溝や段差もあることから、空中部分を往来できるドローンが検討され、「IBIS」は狭小空間を安定して飛行することに特化して開発されていたこともあり、今回活用されたのだという。

Liberaware、福島第一原発の調査に狭小空間点検ドローン「IBIS」を活用
調査範囲と「IBIS」

「IBIS」を用いた調査は2日間に分けて行われ、原子炉格納容器貫通孔やペデスタル内壁(トップ画)など、これまで確認ができていなかったエリアの撮影が実施された。

Liberaware、福島第一原発の調査に狭小空間点検ドローン「IBIS」を活用
CRD交換用海溝部付近の様子(ペデスタル外から撮影)

その結果、内壁のコンクリートに大きな損傷がなかったことや、制御棒駆動機構交換用開口部付近につらら状・塊状の物体があることが撮影した映像から確認できたのだという。

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録