パナソニックは、世界最大級のロボット専門展示会「2015ロボット展示会」(2015年12月2日~5日 於:東京ビッグサイト)に出展。製造業だけでなく、農業に代表される第一次産業から、サービス業の第三次産業まで、あらゆる産業に幅広く貢献するロボティクスソリューションを紹介している。
開発中の「トマト収穫ロボット」やコミュニケーションロボット「HOSPI-Rimo(R)」、熟練工のノウハウを「手づたえ教示(R)」できるパラレルリンクロボットなどが注目を集めた。
https://youtu.be/sqXsjaSck0I
【出展ハイライト】
■自律搬送ロボットシステム HOSPI(R)[ホスピー]
病院内での薬剤の搬送を自動で行うロボット。休日や夜間などスタッフのやりくりが大変なときや患者のベッドサイドサポートに集中したいとき、スタッ フに代わって薬剤等を確実に搬送する。病院内の地図に沿ってホスピーが自分で判断して目的地へ向かうため、経路ガイドや配線などの設置工事が不要。 すれ違う人も自動で避けることができ、エレベーターの利用も可能で、安全性と効率性を両立し、医療サービスの向上をサポートする。
■HOSPI-Rimo(R)[ホスピーリモ](開発中)
駅や空港、受付などで、案内ロボットとしての活躍が期待されるコミュニケーションロボット。ホスピーのように目的地へ自動で向かうことに加え、顔認識で人物を識別し、遠隔監視システムとしても活用できる。また、ハイビジョンディスプレイでの双方向コミュニケーションが可能。
■パラレルリンクロボット
パナソニックのパラレルリンクロボットは、熟練工の動作・技能を「手づたえ教示(R)」できることが特長で、熟練工の蓄積されたノウハウを数値化し、高速 かつ繊細な動作に反映する。電子基板への部品挿入や、接着剤塗布、組み立てなど、様々な製造プロセスの自動化に対応。
■トマト収穫ロボット(開発中)
パナソニックの収穫ロボットは、新開発のセンサや画像処理技術で、色・形・場所を正確に判断できる。機械では難しいとされていたトマトのような果実も、 傷を付けずに収穫できる。また、ネットワーク化することで、自動で畝を移動し、カゴへの収納やカゴの交換など一連の収穫作業の自動化にも対応している。
■GaN/SiCパワーデバイス(開発中)
様々な産業でニーズが拡大するロボット。パナソニックはデバイスでもその進化に貢献。
高耐圧/小型化 /高速スイッチングに貢献できるGaN(窒化ガリウム)を材料とするパワーデバイスと、SiC(炭化ケイ素) を材料とするパワーデバイスを出展。新技術採用で、従来のSi(シリコン)パワーデバイスを超える低損失動作を実現し、大電流・高電圧用途での省エネル ギー化 および 機器のコンパクト化を両立するキーデバイスとして注目されている。
【2015国際ロボット展】
・会期:2015年12月2日(水)~12月5日(土)10:00~17:00
・会場:東京ビッグサイト 東ホール
※パナソニックブースは、東5ホール ブース番号:SR-80
・入場料:1,000円
・主催:一般社団法人 日本ロボット工業会/日刊工業新聞社
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