内田洋行ビジネスITフェア2024

デジタルガレージとりそなHD、業界特化型データ基盤とAIモデルを活用したオンラインレンディングの実証実験を開始

株式会社デジタルガレージ(以下、DG)は、国や自治体等の公開データやインターネット上の公開情報等のオープンデータを継続的に収集・統合する、業界特化型のデータ基盤とDG独自の手法を用いた、飲食店の与信リスクを評価するAIモデル「Insite Stream」を開発したと発表した。

また、DGとりそなホールディングス(以下、りそなHD)は「Insite Stream」を活用し、株式会社りそな銀行と株式会社埼玉りそな銀行を通じて、東京23区とさいたま市にある中小飲食店を対象とした短期・小口のオンラインレンディングの実証実験を、2024年8月7日より開始する。

今回の実証実験では、対象となる顧客に対し、「Insite Stream」を活用することで、借主による財務情報や事業計画の提出を不要とし、申込み確認後最短5営業日で融資が可能な融資サービスを提供する。

過去の一時点における決算データを活用した与信と異なり、「Insite Stream」が断続的に収集する時系列データを活用することで、環境や事業の変化にも即した与信精度と途上与信の実現を目指す。

また、中小法人に対する与信業務の効率化といった課題もある中、AIモデルとオンラインレンディングを提供することで、新たな中小法人に対する金融市場の創造と外食産業の更なる活性化に貢献するとのことだ。

今後DGは、戦略提携先とのデータパートナリングやAI開発を通じて、「Insite Stream」のさらなる強化を図るとしている。

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