株式会社静岡銀行、静銀ITソリューション株式会社、株式会社日立製作所(以下、日立)は、静岡銀行のオープン勘定系システムの機能追加開発における生成AI適用の実用化に向けた技術検証を開始した。
今回の技術検証では、静岡銀行と日立が共同開発した、オープン基盤上で稼働する勘定系システムの機能追加開発に生成AIを適用する。
まずは、設計、製造、各種テストなどの開発プロセスのうち、製造・単体テスト工程における検証から開始する。
具体的には、詳細設計書を元に、生成AIによってソースコードやテストケースを自動生成し、日立のエンジニアが生成したソースコードやテストケースとの差異を検証する。
さらに、システム開発に関する業務知識やプロジェクト情報などを活用する知識データベースを構築することで、生成AI適用範囲の拡大につなげる計画だ。
今後3社は、システム開発における製造・単体テスト工程のほか、上流工程である要件定義や影響調査を含めた全工程へ生成AIを適用し、知識データベースの高度化を目指す。
また、今回技術検証を実施するオープン勘定系システムのほか、静岡銀行のシステム全体への生成AI適用を検討するとのことだ。
さらに、日立は今回の取り組みを、同社が提供する「OpenStage」をはじめとしたオープン勘定系システムなどへ適用することを目指し、その他金融機関へ横展開するとしている。
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