MODE、車両向けデータ収集ソリューション「MODE Mobility Cloud」に新機能「安全運転KPI」を追加

MODE, Inc.の提供している車両向けデータ収集ソリューション「MODE Mobility Cloud」は、自動車や産業用車両といった移動体からのデータ収集に特化し、センサー、デバイスからクラウドアプリケーションまで全てのレイヤーを包括的にカバーしたオールインワンパッケージソリューションである。

車両以外にも、関連する場所やモノ、人のデータやイベントといったアセットトラッキングや、その一元的な収集・管理・可視化機能もあり、従来のGPSによる位置情報以外にも様々なデータを収集・蓄積・活用することができる。

初期のMODE Mobility Cloudにおいては、車両などの移動体からデータを収集し、クラウド上にデータを蓄積すること自体がチャレンジで、様々な企業とともにプロジェクトを進めて来た結果、実用稼働に対し十分な精度を得られるようになり、取得した大量のデータの中から交通事故と密接な関係のある指標を見分けられるようになった。
MODE、車両向けデータ収集ソリューション「MODE Mobility Cloud」に新機能「安全運転KPI」を追加
そしてこのほど、交通事故ゼロを目指して、MODE Mobility Cloudのフェーズを「データ収集・蓄積」から「データ活用」へと引き上げ、「安全運転KPI」を追加すると共に、KPIの可視化対応を行うことを発表した。

安全運転KPIは、交通事故ゼロを達成するために有効な指標のデータを収集してその達成具合を管理する、MODE Mobility Cloud内の機能の総称である。利用例としては「急ブレーキの回数が10回あったのを3回に減らすことをドライバーの目標設定とする」や「眠気を検知するセンサーを使い、ドライバーが適切に休憩を取るよう促す」等が挙げられる。

一方のKPIの可視化対応では、ダッシュボードに安全運転KPIで使う指標のリアルタイムのデータの他、蓄積した過去データもグラフ化して表示することで、現在の状況が過去と比較してどのような状態なのか、一目で確認できるようになった。これまではCSVをダウンロードし、利用者自身でグラフ加工するなど分析作業が必要だったが、データは自動で集計され、リアルタイムで表示されるようになる。

また、交通事故ゼロという目標に対し、必要なKPIは各企業の考え方によって異なるため、今回のリリースでは、MODEの経験から安全運転に有効なKPIである以下の4つの指標を可視化した。なお、今後、表示するKPIのカスタマイズ化も開発予定だという。

  • イベント数
  • 走行距離
  • 走行時間
  • イベント数パーキロメーター

さらに、交通事故をゼロを目指すために、取得したデータを元に、危険運転など事故の発生しやすい状態を減らす対策をリアルタイムで打てるようになる。これまではドライバーの眠気や急ハンドル、急加速といったデータの検知数をそのまま表示していたが、同機能の追加により、蓄積した過去データとリアルタイムで取得した現在のデータとを分析・比較し、傾向に基づく危険予測へと活用できるようになった。MODE、車両向けデータ収集ソリューション「MODE Mobility Cloud」に新機能「安全運転KPI」を追加

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