三菱電機、車内モニタリングとヘッドライト配光制御技術を搭載したコンセプトカー「EMIRAI xS Drive」を発表

本日、三菱電機株式会社は、車内の乗員モニタリング技術と、ヘッドライトの配光制御技術を搭載したコンセプトカー「EMIRAI xS Drive(イーミライ エックスエス ドライブ)」を発表した。

「EMIRAI xS Drive」の車内には、近赤外線カメラと電波センサーが設置され、顔情報や生体情報を組み合わせてドライバーのモニタリングを行う。モニタリング結果を解析し、ドライバーの覚醒度低下状態や体調急変を検知。休憩の提案や車両を路肩に自動で停止させることで、ドライバーの体調異常による事故を予防する。

また、同乗者の有無や体格を推定し、幼児だけが車内に残されている状態を検知。ドライバーや周囲に通知することで、幼児置き去りによる事故を予防する。

さらに、三菱電機独自の高精度ロケータ(HDL)およびドライバーモニタリングシステム(DMS)との連携で、前方の道路形状やドライバーの視線に連動したヘッドライトの配光制御を行うことができる。これにより、ドライバーの見たい方向や危険性のある方向を照射する。

また、カメラやミリ波レーダーなどの車外向けセンサーが検知した前方障害物や追い越し車両を、路面へのライティング表示と3D音像制御による警告音で知らせることで、事故を予防する。

なお、「EMIRAI xS Drive」は、2022年1月5日から8日に開催される「CES2022」に出展する予定だ。

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