大平交通株式会社と株式会社REAは、REAのクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」を活用して、尾道広島空港線「でべライナー」の運行を2023年7月20日より開始する。
「でべライナー」は、大平交通が運行する飛行機の便に合わせて、広島空港と尾道市内を直通で結ぶ乗合の空港送迎サービスだ。
2019年に広島空港と尾道市の中心部を定時定路線で結ぶ乗合タクシーとして運行を開始したが、新型コロナウイルスの影響で空港利用者が減少し、2020年4月から運休。今年に入り行動制限が緩和されたことに伴い、運行再開を検討している中で、利便性を向上させるべく、市内広域に乗降ポイントを設けたドアtoドアに近い区域運行に切り替えて運行を再開する。
一方、ドアtoドアに近い区域運行の乗合は、配車業務が複雑になることから、今回REAのクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」が導入されることとなった。
「Noruuu」は、利用者の予約情報に応じてAIが自動的に最適なルートを判断し、ドライバーへ配車指示を出すクラウド型AI乗合配車システムだ。

利用者は、WEB予約アプリケーションから運行便と乗降場所を選択することで、乗車予約をすることができる。

株式会社REA 代表取締役 坂田敬次郎氏は、「一般的にAIデマンドシステムは自治体様が導入するケースが多いですが、今回は大平交通様が自ら導入したことにより、空港乗合サービスに留まらず、様々な新しい移動サービスを弊社のシステムを通じ、創出することが可能になりました。」と述べている。
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