近年、カーボンニュートラルに向けた取り組みとして、EV・PHEVを業務に導入する企業が増加しているが、充電管理負担の増加や使用電力の増加、電力契約への影響や電力コストの増加に加え、データ取得と活用の難しさといった課題がある。
こうした中、株式会社ゼンリンデータコムと株式会社AMANEは、EV・PHEVの車両データ管理システム「e-mobilog(イーモビログ)」を共同開発し、2023年10月1日からSDKとSaaSの形で提供を開始する。なお、車両からのデータはOBD-ⅡとCAN端末から取得する。
「e-mobilog」では、EVからSOC情報(電池残量)をはじめとした各種データを取得し、実際のオペレーションの中で、必要な機能の開発やデータ分析を実施できるように、SDK開発キットを提供する。
「e-mobilog」を、車両からSOCなどの情報が取得できず、オペレーション上の課題解決ができないケースなどに活用することにより、今後の本格導入を見据えたシステム開発やオペレーションの改善、ビジネスモデル策定に役立てることができる。
「e-mobilog」が提供する主な機能
各種車両情報の表示
SOC(電池残量)、SOH(バッテリー劣化度)、走行可能距離、稼働ステータス、充電状態、充電プラグ状態、故障データなどの車両情報を表示する。(※車両、デバイスにより取得出来るデータは異なる。)
リアルタイム位置情報
全車両の位置情報を表示する。
データ集計
車速、走行距離、平均SOC、充電回数、CO2排出量の推計などのデータを集計する。

充電ステーション検索
指定したエリアの最寄り数か所の充電ステーションを検索することが可能。
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