名古屋鉄道他、スマホを使ったデジタルチケットのタッチ認証によるバス乗降の実証実験を実施

名古屋鉄道株式会社は、同社が提供する「CentX webチケット」の機能を活用し、デジタルチケットのタッチ認証による、かすがいシティバス乗降の実証実験を、2024年1月9日から2月9日まで実施する。

なお、この実証実験は、春日井市や国立大学法人東海国立大学機構などと構成する「高蔵寺スマートシティ推進検討会」において、国土交通省総合政策局の「令和5年度日本版MaaS推進・支援事業」として実施されるものだ。

現在、「CentX webチケット」において発売されているデジタルチケットは、バス乗務員によるスマートフォン画面の確認を行っている。

今回の実証実験では、バス車内に設置された専用のタッチプレートにスマートフォンをタッチすることにより、有効なデジタルチケットかどうかを判別する。そして、乗車および降車時の位置、日時データを記録することで、利用者の乗降バス停を判別し、有効な移動データの取得が可能かを検証する。

加えて、バス乗車時に利用者に対し、特典として商業施設のデジタルチケットを発行することにより、地域活性化につながる回遊施策としての効果を検証する。

実証期間中は、大日本印刷株式会社が提供する「DNPモビリティポート」が、高蔵寺駅および高蔵寺ニュータウン内の商業施設・病院等合計6カ所に設置される。

名古屋鉄道他、スマホを使ったデジタルチケットのタッチ認証によるバス乗降の実証実験を実施
2022年度にアピタ館東口に設置されたモビリティポート

モビリティポートにて、オンデマンド乗合タクシーや、電動シェアサイクル、電動車イスを予約すると、「アピタ・サンマルシェ特定店舗で使える特典利用チケット」がCentX webチケットにて配布される。

利用者は、専用アプリ「move!かすがいタッチ」をダウンロードし、タッチ認証対象の乗車券を購入の上、バス車両内のタッチプレートの「読み取りマーク」に端末をタッチすることで乗降車可能だ。

専用アプリは、12月27日にGoogle PlayおよびApp storeでの公開を予定しており、「NFCタグ認証機能」対応の端末が対象だ。

今後高蔵寺スマートシティ推進検討会は、今回の実証実験の結果をもとに、オンデマンド乗合タクシーなどの新交通システムと既存公共交通のスムーズな乗換や、公共交通の利用を促進するクーポン等を活用した商業施設との連携による価値創出などの検討を進めるとしている。

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