マクニカ・三重交通他、生成AIコンシェルジュ搭載の自動運転EVバスを活用した実証実験を四日市で実施

株式会社マクニカ、三重交通株式会社、三岐鉄道株式会社、株式会社シー・ティー・ワイ(以下、CTY)は、自動運転EVバスを活用した実証実験を、三重県四日市市にて実施する。

これは、四日市市、交通事業者、経済団体等の関係者で構成される協議会にてスマートシティ創出に向けた実証実験に協力するもので、今回で5回目となる自動運転EVバスの実証実験では、新たなルートを周回し、パーソナルモビリティの活用や四日市版MaaS実証実験を通して、中央通り周辺における来訪者の回遊性向上、賑わいの創出を検証する。

具体的には、ハンドル・アクセル・ブレーキのない自動運転EVバスであるNavya Mobility社の「ARMA(アルマ)」に加え、新たに次世代型となる「EVO(エヴォ)」をそれぞれ1台運行させる。

また、2台の車両内部には半透過型のディスプレイを設置し、生成AIを活用した対話型コンシェルジュによる車内案内や乗客との対話機能を実装するなど、社会実装を意識した移動価値の検証を行う。

マクニカ・三重交通他、生成AIコンシェルジュ搭載の自動運転EVバスを活用した実証実験を実施
生成AIを活用した対話型コンシェルジュ

なお、マクニカは四日市中央通りを周遊する自動運転EVバスにおける事前準備から実証実験の運営・効果検証を行い、三重交通と三岐鉄道は、遠隔運行監視において自動運転EVバスの遠隔監視者を提供する。そして、ユマニテクプラザ内に遠隔監視センターを設け、将来の自動運転社会実装を見据えて検証する。

また、走行データをマクニカ製遠隔監視システム「everfleet(エバーフリート)」に連携させ、自動運転EVバスの状況をリアルタイムに確認することで、将来的に1人の遠隔監視者が複数車両を同時に管理できるようになることを目指す。

さらに、CTYは、通信インフラにおいて同社のローカル5Gを活用した遠隔監視を実施することで、昨年度に続き4Gとの通信品質の検証を行う。

加えて四日市市では、国土交通省のスマートシティ実装化支援事業に採択され、四日市版MaaSの構築を進めており、今年度も自動運転実証実験と同時に四日市版MaaSの実証実験もあわせて行うとのことだ。

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