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製造業 > 三菱電機、生産現場のエネルギーロスの要因診断をAIで自動化する「省エネ分析・診断アプリケーション」を発売
近年、IoTやAI技術の適用範囲が拡大しており、省エネ活動においても、これらの技術を活用することで見える化から分析・改善へと進化したソリューションへのニーズが高まっている。
三菱電機株式会社は、生産現場向け省エネ支援アプリケーション「EcoAdviser」シリーズの新製品として「省エネ分析・診断アプリケーション」を10月26日に発売する。
同製品は、生産現場のエネルギーロスの把握に必要な人手による継続的なデータ分析を不要とし、収集データを5つの視点(※)で定量的に自動で分析する。エネルギーロスの発生要因を三觜電機のAI技術「Maisart」が自動で診断し、発生要因として相関が高い項目(日時、設備、製造品目等)をランキング表示することで、対策すべき要因を明確化する。また、要因診断結果の有効性を学習し次回以降の要因診断に反映することで、生産現場の実態に即したエネルギーロス発生要因の診断が可能だ。
さらに、省エネ対策前後の期間を指定するだけで、削減した電力量・料金を算出することができる。省エネ対策の有効性を定量的に評価することで、継続的な省エネ活動を支援する。
加えて、豊富な種類の分析グラフとダッシュボード機能で、7種類の分析グラフ(円・順位・時系列・箱ひげ・散布図・パレート図・ヒストグラム)を容易に作成でき、生産現場のエネルギー使用状況をさまざまな視点で分析可能だ。分析グラフや画像を自由に配置できるダッシュボード機能により、目的・用途に応じた画面設定を実現する。
ダッシュボード機能による多角的な分析画面例
なお、同製品の価格は296,000円で、年間販売目標として200本を掲げている。
※ 5つの視点:①設備立上げから生産開始までの時間②生産終了から設備停止までの時間③設備の非稼働率④付帯設備の運転時間⑤エネルギー原単位
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