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菱洋エレクトロ、プラスチック成形業界のOPC UA導入を容易に実現するアプライアンス製品「iData EUROMAP Convertor」を販売開始

OPC UA(OPC Unified Architecture)対応が最も顕著なプラスチック業界では、VDMA(ドイツ機械工業連盟)が策定しているCompanion Spec「EUROMAP」によって、プラスチック射出成形機やその周辺機器への導入が進んでいる。

EUROMAPはプラスチック成形に必要な様々な機器を対象としており、基本となる「EUROMAP83」、射出成形機本体とMESに対応する「EUROMAP77」、温度調整機に対応する「EUROMAP 82.1」、ホットランナー装置に対応する「EUROMAP 82.2」などに細分化されている。

エレクトロニクス商社の菱洋エレクトロ株式会社は、株式会社Empress Software Japan(以下、Empress)が開発したIndustrie 4.0が採用した産業用通信プロトコルOPC UA対応のプラスチック成形機の周辺機器向けアプライアンス製品「iData EUROMAP Convertor」の販売を開始した。

産業用通信プロトコルOPC UAは、産業オートメーション分野やその他業界における、安全で信頼性あるデータ交換を目的とした相互運用を行うための標準規格である。生産機械や設備、インフラなどの各業界団体が策定した情報モデル(Companion Spec)を実装することによって、異なるメーカーの製品や異なるOSをまたがってデータを交換し、相互に「情報」と「振る舞い」を理解し、自動で通信が可能となる。

工場内ネットワークは非常に多くの通信プロトコルで構成されており機械間のデータのやり取りにおいて人が介在しているが、OPC UAを共通プロトコルとして機械どうしを接続することで、省人化が可能だ。

今回販売を開始したiData EUROMAP Convertorは、Modbusから取得したデータをEUROMAP 82.1/82.2 OPC UA Serverへ変換する中継器である。OPC Foundation認証済みのEmpress iData OPC UA ServerとEUROMAP 82.1/82.2を産業用PCに実装したアプライアンス製品となる。同製品を温度調整機に接続することで、既存の温度調整機側の設定を変更することなくOPC UA対応の製品として射出成形機本体のOPC UAクライアントとの通信が可能となる。

また、情報モデル「EUROMAP82.1/EUROMAP82.2」を実装しており、ホットランナー装置の設計変更及びウェブブラウザによる簡単設定、プログラミングが不要だ。

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