本日、株式会社日立ハイテクサイエンスは、環境規制物質の測定データを一元管理できるRoHSアプリケーションを組み合わせることのできる、装置データ収集システム国内向けに販売する。なおこのシステムは、日立ハイテクのIoTサービスポータルExTOPEを使用している。
今回発表された装置データ収集システムは、さまざまな拠点の装置状態を示す装置ログ情報や測定結果が専用のクラウド領域にアップロードされ、ブラウザで参照できるため、リモート環境下で検査業務の管理や測定データの結果確認を行うことが可能だ。
随時更新されるデータを確認することで、検査の進捗や状況を把握でき、接続されている装置の使用状況表示や、装置使用予定のスケジューリング機能により、検査計画を調整するなどの業務管理も可能にする。
装置のエラー情報やログ情報は、クラウド上に定期的に自動アップロードされる。装置故障時のリモート診断により、故障部位の特定から修理作業までをより円滑にし、装置のダウンタイム削減に寄与する。
装置稼働率の高い場合には、定期的に日立ハイテクサイエンスのサービス部門が装置状態を確認するオンラインモニタリングサービスを提供する。
また、RoHS分析に特化した専用アプリケーションも開発。検査時に複数の異なる検査装置から得られたRoHS判定結果を測定試料情報に紐づけ、一元管理するための専用Webアプリケーションだ。
測定試料の情報に紐づけして、蛍光X線分析装置(EA1400/EA1000VX/EA1000AⅢ)によるRoHS分析の検査結果と、加熱脱離質量分析計(HM1000/HM1000A)によるフタル酸エステル類の検査結果を、一覧で表示することができる。
過去の測定結果を可視化するトレンドグラフの表示にも対応しており、異常値の把握をサポートする。
なお、この装置データ収集システムは、幕張メッセ国際展示場で開催される「JASIS 2021」において、2021年11月8日から11月10日まで、パネル展示を行う予定だ。
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