MODE, Inc.は、様々なデバイスやセンサーからデータ収集することを目的とした「MODEセンサークラウド」というソリューションを提供している。そして、「MODEセンサークラウド」の新機能として、人の通行を人感トリガーとし、その前後の様子を動画クリップとしてクラウドに録画する機能を、2021年5月にリリースしている。
そして本日、工事現場・遠隔地施設などのDXを促進することを目的とし、「MODEセンサークラウド」の録画機能を拡張したことを発表した。これにより、産業用カメラを使った長時間動画録画が可能となった。
今回の機能拡張では、産業用カメラメーカーであるLUCID Vision Labs社のカメラに対応。(トップ画参照)LUCID社のカメラは防水・防塵機能が特徴であり、建設現場、物流システム、ロボット工学など、様々な産業・分野における特殊カメラの動画データをクラウドに集めることが可能となった。
なお、今回のカメラ対応は、MODEのクラウドサービスが従来より提供しているカメラデータの汎用的な処理基盤上に実現されているため、LUCID社カメラ以外の他社の特殊なカメラにも対応することができる。
また、従来の録画機能では、センサーデータをトリガとした録画や、遠隔からのコマンド操作による録画を行っていたが、録画開始トリガが明確に定義できない利用シーンがあるといったことや、実際の作業現場においては録画のためにクラウドにアクセスする手間をかけられないといった課題があった。
このようなユースケースに対応するため、ゲートウェイの起動時に自動的に録画を開始できる機能を設けた。これにより、現場の電源系統と連動して自動的に録画を開始させることが可能だ。
さらに、今回のクラウド録画の拡張により、全国各地で行われている工事の現場などの業務の記録として、動画を自動的に本社のクラウド環境に蓄積することができるため、AI学習のために大量の画像・動画データの収集を、多くの人手をかけることなく、自動的かつ継続的にクラウドに収集することができるようになった。
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