製造現場において、在庫棚卸、入出庫、ピッキングなどの人手に頼る業務は、アイテム数も多く、書き間違い、数え間違い、品目間違いなど人的なケアレスミスが起こる可能性があるため、ハンディターミナルの活用が進んでいる。
しかし、専用ハンディターミナルを使用したシステムの導入には、高価な専用ハンディターミナルの費用や、バーコード読取アプリの作成、業務システムとの連携の開発など、費用と時間がかかるという課題があった。
そうした中、株式会社シムトップスは、現場帳票ペーパレスソリューション「i-Reporter」の新しいオプション機能として、複数のバーコードを一括で連続読取するアプリを、ノーコードで作成できる「i-Repo Scan」を、2022年8月24日を提供する。
「i-RepoScan」は、iPhoneやiPadの標準のカメラ機能を用いて、複数バーコードを連続シーケンスにおいて一括で読み取りすることができる、「i-Reporter」の新しいオプション機能だ。
大量のバーコード内に、異なる複数のバーコード種類が混在している場合でも、事前に指定した複数のバーコード種類のみを一度に読み取ることが可能で、条件に一致しないバーコードを色仕分けと音で判別することができる。読取漏れを防止するため、読み込み済のバーコードには、数字を表示する。

また、バーコードの読み取り帳票、読み取り条件などの動作など、各業務に応じたバーコード読み取りアプリを、Excelを用いてノーコードで作成することができる。
アプリで読み取ったデータは、「i-Reporter」のデータベースで一元管理され、在庫品の集計や、在庫管理システムなどの業務システムとリアルタイムに連携する。
今後は、在庫棚卸、入出庫など数量を数えるための専用カウント機能を近秋にリリース予定だ。
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