浄水場や下水処理場、工場の排水処理などの水中ポンプは重要な役割を果たしているが、現状点検やメンテナンスは水中から引き上げて実施する必要があるなど、多くの手間とコストが発生する。
また、陸上に設置してある設備や機器と違い、水中に設置したポンプの故障(浸水・漏電・部品の破損など)を事前に察知することは難しく、故障が起きてから対応に追われるケースが多く発生していた。
そうした中、本日、リックス株式会社、コネクシオ株式会社、アイム電機工業株式会社、ウィットシステムズ株式会社は、IoTセンサを内蔵した水中ポンプ「スマート水中ポンプ SuPMoS(Submerged Pump Monitoring System)」を共同開発し、2022年10月末に発売予定であることを発表した。
「スマート水中ポンプ SuPMoS」は、ポンプの内部に搭載されたセンサが温度・湿度・振動などのデータを収集し、異常検知を見える化する。収集したそれらのデータに異常が出た場合、クラウド経由でPCやスマートフォンなどにアラーム通知を行う。

使用するIoTゲートウェイは、コネクシオの「CONEXIOBlackBear」(コネクシオブラックベア)で、エッジAI機能を備えている。
これにより、異常への早期対応や、故障の有無に関係なく実施していたメンテナンス(点検・保全)の負担・コスト減、状態基準保全(CBM)による「次世代メンテナンス」を実現することができる。

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