株式会社FAプロダクツは、製造業における必要な機器やシステムが、目的にあわせて組み合わされたパッケージサービス「DXモジュールシリーズ」の提供開始を発表した。
「DXモジュールシリーズ」は、生産投入計画の最適化やカーボンニュートラルの実現など、実現したい目的に応じて必要な機器やシステムが組み合わされたパッケージ型のサービスだ。
「稼働分析モジュール」では、新旧様々な生産設備や、作業者のデータも同じ仕組みでデータ収集が可能。取得したデータは、現場側が必要なデータは「現場TPM」で、管理者側で必要なデータは「マネージメント画面」でそれぞれ表示するなど、データを活用するレイヤーに応じて利用しやすい形で表示することができる。
また、データ演算も実施できるため、コスト換算、エネルギーコストやCo2排出量なども表示することができる。
「投入計画最適化モジュール」では、生産シミュレータを活用して、実際の工場ラインのモデルをデジタル上に構築。実態に合ったシミュレーションを短時間で行うことができる。
これまで熟練者による「カン・コツ」で行われてきた様々な判断基準をデジタル化し、無数にある複雑な投入計画の中から、最適なものを算出する。
「マルチ組立ロボットモジュール」では、組立に必要なハンドをロボット自らチェンジし、付随するカメラと連動することで、組み立ての自動化を実現する。また、ロボットのティーチング(ロボットに動きを教え込むこと)も容易な仕様となっている。
「マルチ機能検査ロボットモジュール」では、DENSO製の「DX-CELL」を活用した工程集約型のセル装置となっており、ロボット自体がハンドを付け替え、カメラを活用しながら自動で様々な機能検査を行う。
これにより、従来はタブレットなどで人による目視や手での操作によって検査されてきた製品も、ロボットとカメラにより自動検査することが可能だ。
なお、今回は「DXモジュールシリーズ」第1弾の発表となり、今後ラインナップを拡充していくとしている。
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